異なる視点の大切さ

コロナ禍の自粛が明けても、GOTOキャンペーンのごたごたとか、話題がつきないですよね。

自粛期間に何をやったかで一時は盛り上がっていたようです。自粛期間中に料理にハマった人もいれば、ゲーム三昧の方もいたとか。

 

私は今ではほとんどゲームはしませんが、小学校のころにツインファミコン(ファミコンにディスクシステムが最初から登載された夢のハード機!)を買ってもらったのを機に、ゲームばっかりやっていました。周りの同級生たちとともに、メガドライブやPCエンジン、ゲームボーイ(もちろん白黒)、セガサターンにプレステ1の道をたどり、プレステ2に行く前に燃え尽きた感じです(途中でアーケードのスト2の大会に出たりもしました)。

それくらいは、だいたいみんなやっていたので、家庭用ゲーム機で遊ぶことは日常の一場面だったわけです。

が、その後のスマホやネットの普及で、ゲームは単に内容だけではなく、場所や時間も全く問わなくなってきました。昔はゲームセンターで深夜に遊んでいるのは不良だけでしたが、いまでは深夜にゲームをしていてもネットゲームだと不良とは思われないんですよね(むしろ対局の引きこもりと認定されちゃいます)。

 

そんな中、香川県ではゲームを1日60分に制限する条例ができたりして、にわかに議論が盛り上がっていますね。香川県弁護士会がゲーム条例の廃止の声明を出したり、県内の男子高校生が母親と一緒に、県を訴える準備もしていたり。

なんで父親じゃなくて母親なんだろうという疑問は措いておくとして、この条例は、内容だけではなく、その制定過程でもおかしな点が出てきています。条例制定前にはパブコメを募集するわけですが、条例に賛成するパブコメが全く同じものがたくさんあったということで、どうも条例を制定したい議員さんが画策しているんではないかということですね。

 

内容がセンシティブなだけに手続きくらいきちんとやってもらいたいと思うわけですが、さて、1日60分という制限はどうなんですかね?

ちなみに、私は子供のころ、親からは1日30分に制限されていました。30分だと、マリオはできても、途中でセーブができないドラクエ1~3は難しいわけですね。なんとか30分以内に毎回王様か教会にルーラするわけですが、それではちっとも進みません。それでも頑張ってクリアしましたが、FFに感じてはもう絶望的です。FF3のラスボスにたどり着くには蜘蛛の巣と呼ばれるところを通らないといけないのですが、どう考えても30分で終わらないのに、なんと途中でセーブできないわけです。

どうにもならないので、私は、親と交渉して週末までゲームを我慢し、4日分の2時間を確保して、クリアしました。

 

何が言いたいかというと、60分で終わるゲームって、そんなにないんじゃないかということです。あっても、そんなに面白くないんじゃないかなと。

もちろん、ちょこちょこ遊ぶのが面白いゲームもありますが、RPGやアクションゲームでも、少し長い時間やらないと面白くないゲームもあるわけです。

そういったゲームについて、香川県はどのように考えているのかと。

 

この条例の議論は、公権力が子どもや保護者の自己決定権(憲法13条等)の侵害に当たるのではないかという、誠に真面目な話が主にされています。eスポーツの盛り上がりにも水を差しますし。罰則を伴わないので何らかの行為を禁止するものではないと反論もされているそうです(いや、60分に制限するって言ってるんだから罰則なくても禁止はしてるだろーと思うわけですが)。ただ、WHOがゲーム障害をギャンブル依存症と同じ精神疾患に認定したり、深刻な被害も出始めているという問題もあります。この辺は、法律家や政治家のバチバチの議論があるわけです。

 

なので、どっちが良いとは一概には言えないわけですが、それもそうだけど、単純に60分では楽しめないよね、と思ったりするわけです。

 

こういう、本筋とは関係ないけど素朴な疑問というのは、意外に大事だったりします。

議論や交渉が煮詰まったときに、面白い視点を与えてくれたりもします。

 

というわけで、香川県には、ぜひ60分でも楽しめるゲームのラインナップを提供してほしいですね。

 

ではまた(^^)

関連記事

  1. 第16話 バイアスに立ち向かう~避けられないエゴイズム、あるいは囚人の…

  2. みんな不安なんだ

  3. 第28話 交渉で相手を説得するために相手の「自分ルール」を活用しよう

  4. 第23話 交渉で現れる嘘とごまかし~嘘をつきたくなったとき、嘘をついて…

  5. 第6話 相手の話を聞く方法

  6. 一度くらいなら許されるだろうか

  7. 密です!

  8. 感染しないために感染に近づく人の発想

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。