相変わらず外出の自粛が続いていますね。リモートワークもなく自宅待機などの休職を指示されている方や、フリーランスで仕事がない方は、朝起きて食べて寝るという生活を続けて、精神的にも疲弊してしまっているそうです。
テレビをつけてもコロナ関連ばかりで、暗い気持ちになるからテレビも見られないという方も。
任天堂スイッチを持っている方は、どうぶつの森で遊ぶことで精神のバランスを保っているんだとか、、どうぶつの森の中でデートするなんてのもあるらしいですね。でも、任天堂スイッチはいまは入手困難なので、どうぶつの森をカップルで遊べる時点で、なかなかのパワーカップルだなと思います。
他方、自宅待機ではなく、自宅で仕事を指示されているリモートワーカーの方々は、まだ仕事をしている分、気はまぎれるみたいです。ただ、朝起きてから寝るまでずっと家にいるので、集中力が保てず、社内のように周りの監視の目もないため、ついつい、スマホやネットサーフィンをしてしまいがちになります。
その結果、ストレス解消もかねて、普段では買わないような物をAmazonや通販で買ってしまう無駄遣いが問題になっていると聞きました。
それでストレスが解消できるなら、日本経済にも貢献できるしべつに良いじゃないと思ったりもするのですが、無駄遣いされた家族にとっては日本経済は関係ありません。なんとか無駄遣いはやめさせたいものです。
とはいえ、頭ごなしに「こんなもの買うなんて馬鹿じゃないの、何考えてるの」と怒っても、喧嘩になるだけで逆効果でしょう。
人が何かを買おうと決めるとき、その決める強さは、そのモノによって提供される目的の重要性に大きく左右されるという傾向があります。
そして、その目的は、客観的にだれがみてもそう思うというものではなく、あくまでもその人自身がそう思うかどうかによります。
ですから、家族が無駄遣いしたときに、「そんなの買っても意味ないでしょ、なんでこんな無駄遣いしたの!?」と怒ったところで、買った人自身が、そのモノによって提供される目的を重要だと考えていれば、全く心に響かないです。
響かないだけではなく、自分のことを分かってくれないとか、人格を否定されたかのようにまで受け止められて、大ゲンカになりかねません。行きつく先はコロナ離婚です。
そして、ここからが興味深い話なんですが、こういったモノへの購入意欲は、全く違う種類の商品を一緒に比べてもらうことで減退するそうです。
たとえば、ワイヤレススピーカーかヘッドホンを買おうとしている人と、ワイヤレススピーカーかワイシャツを買おうとしている人を比較すると、前者はどちらか買う人が多いのに比べて、後者はどちらも買わない人が多いそうです。
これは、ワイヤレススピーカーの目的と、ワイシャツの目的が全く違うので、それぞれについて考えているうちに、どっちもどうでもよくなるからということのようです。他の商品に関心を向けると、もともと買おうと思っていたモノを購入する気がなくなるということですね。
これは逆に、同じ種類の商品を検討している人は、よりその商品の目的に関心を向けるので、どちらかを購入する決意が固まってしまうことになります。
家電量販店などで、テレビを求めてベテラン販売員っぽい人に話を聞くと、「お客様のご要望なら、高額なテレビは買替しなくても、こちらのお安いブルーレイレコーダーで十分です」というアドバイスは、「安いほうを勧めるなんて良心的だなあ」と思うかもしれません。が、実は、同じ種類の商品に関心を向かせることで、テレビ関連商品の何かを買わせるという、とても高等なテクニックだということがわかるわけです(もちろん販売員さんもそこまで考えたうえであざとくアドバイスしているわけではないと思いますが)。
時を戻します。
そうすると、リモートワーク中に家族に無駄なネットショッピングをさせないためには、生活必需品など、いま必要としているモノを、ネットショッピングで買っておくように頼むことで、そのモノに関心を向けさせておくという解決法が考えられます。
夫がリモートワーク中に無駄遣いをしているような場合であれば、奥様が、「買い置きしてた水が無くなったから、ネットで注文しておいて。あ、あと〇〇って本もポチっといて」と言いましょう。そうすれば、さらに別のモノまで買おうという気は相対的に低下するのではないかと思います。
無駄遣い、ダメ、ゼッタイ
みんなで防ごう、コロナ離婚
ではまた(^^)
とても参考になりました。
買いたいものができた時に思い出したい話です!
平安京さん
ぜひ、無駄遣いをしない・させないということで、参考にしてください!