新型コロナウイルスの影響でリモートワークが続いている方も多いと思います。私はリモートワークではないのですが、もしリモートワークになったら、普段、場所によって仕事モードのオン・オフのスイッチに慣れきってしまっているので、なかなか集中力が保てないんじゃないかなぁと心配です。
もう、1カ月近くリモートワークをされている方は、各自なりにリモートワークでの集中力の保ち方を身に着けているかもしれませんが、
何かと誘惑が多い自宅で、どうやって誘惑を断ち切って集中しているんでしょうか。
集中力の構造が、どうやら四段階あるらしいことは、先日書きました。①集中する対象を選別して集中する過程、②その集中が空中をさまよい始める過程、③あ、集中がさまよってるなと自分が気付く過程、④最初の対象に集中しなおす過程の四段階です。
この構造から攻める方法について書きました。
ただ、こういう理屈の話は、好きな人は好きですが、直観を重視する方はピンとこないと思います。
そんな人にお勧めしたい方法がこれです。
休憩する
そうです、集中できなくなったら休憩してください。
何を言っているんだと思うかもしれませんが、休憩してください。
ここでのポイントは、最初は集中して仕事に取組み、「集中力が持続できなくなったとき」に休憩するということです。
集中力が持続しないことで発生する一番大きな問題は、〆切や期限内に結果を出せないことではありません。集中できていないのに無理やり続けることで、集中力不足の自分を責めてネガティブな感情を抱くことなのです。このネガティブな感情は、確実に仕事の邪魔をします。確実にあなたに無駄な時間を使わせます。〆切に間に合わない焦りがさらに無駄な時間を使わせます。
休憩したからといって、仕事に戻ったときに集中力が取り戻せるわけではないと思われるかもしれません。
しかし、集中が途切れてだらだらと仕事を続けているときよりも、確実に、集中できているはずです。
〆切に追われるほうが仕事ができるとのたまう方もたまにいますが、それは幻想です。実際に、その人は休憩を取っているか、休憩をとったほうがもっと仕事がはかどるはずです。
交渉の場面でも、話が煮詰まってきたら、臆することなく休憩を申し出ることが、非常に有効です。コーヒーブレイク後に交渉を再開すると、さっきの言い合いはなんだったんだろうと思うほど、すんなりまとまることもあります。
必要な事は、休憩を申し出る、休憩をとることに対するちょびっとの勇気だけです。
恐れることなく、集中が途切れたら、休憩をとりましょう!
というわけで、私が仕事をしていなくても、それは勇気をもって休憩をとっているだけなので、さぼっているとは思わないでくださいね。
ではまた(^^)
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